忘れがちな愛犬に与えてはいけない食べ物
最近の寒い季節は外出が減り、愛犬も運動不足や体調不良に悩まされやすい時期です。
愛犬の健康と幸せを考えることは大切ですが、特にこの時期には愛犬の健康管理がさらに重要になります。
愛犬の健康を守るためにもこの記事では、愛犬には与えてはいけない代表的な食品をまとめました!
意外と知らなかった食品がないか、ぜひ再確認してみましょう。
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チョコレート・カフェイン等:チョコレートとカフェインは犬にとって非常に有害です。チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインは中枢神経系に影響を与え、嘔吐、下痢、過剰な喉の渇き、異常な心拍数、震え、発作、死に至ることもあります。 カフェインはココアやコーヒーだけではなく、緑茶、紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶などのお茶類にも含まれますので、与えないように十分な注意しましょう。
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ブドウ・レーズン :ブドウとレーズンには犬にとって毒性がある成分が含まれています。これらを摂取すると腎不全などの中毒を引き起こす可能性があり、少量でも犬の健康に深刻な影響を及ぼします。
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ナッツ類 :特にマカダミアナッツは犬に対して特に有害で、筋肉の弱さ、発熱、嘔吐、震えなどの症状を引き起こします。ピスタチオや他の高脂肪のナッツも膵炎を引き起こす可能性があります。無添加の犬用ピーナッツバターについては犬に与えても問題がなく、特にアメリカやイギリスでは人気が高いですが高カロリーになりやすく与える際には注意が必要です。
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アボカド :アボカドに含まれるペルシンは犬にとって有毒で、嘔吐や下痢を引き起こす可能性があります。また、種は窒息や消化管の閉塞のリスクもあります。
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乳製品(アイスクリーム含む) :多くの犬は乳糖不耐症であり、乳糖を分解するラクターゼが不足しているため牛乳などの乳製品を摂取すると、消化不良や下痢を引き起こすことがあります。多くのアイスクリームには高い糖分や脂肪が含まれており、肥満や膵炎のリスクを高めます。
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生の魚介類、生肉、生卵:生卵白に含まれるアビジンはビオチン(ビタミンB7)吸収を妨げ、特定の生魚に含まれる酵素はビタミンB1を分解します。これらは犬の健康に影響を与える可能性があるため、生食品の与える量や頻度に注意しましょう。
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アルコール :ビールやワインなどのアルコールは犬にとって非常に危険で、わずかな量でさえも中毒症状を引き起こす可能性があります。こぼした際の誤飲にも注意しましょう。
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キシリトール含む製品 :ガム等に含まれているキシリトールは低血糖症、肝不全、発作などを引き起こす可能性があります。
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酵母生地・生のパン生地 :酵母生地は犬の胃内で膨張し、胃膨満やアルコール中毒を引き起こす可能性があります。
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塩辛い食品・塩分: :高い塩分は犬にとって過度の渇きや尿、ナトリウムイオン中毒を引き起こす可能性があります。
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核果類 :チェリー、プラム、アプリコット、桃の種子にはシアン化物が含まれており、これは犬にとって有毒です。種子は窒息や消化管の閉塞を引き起こす可能性があるため、犬に与えないように注意してください。
一方で、オレンジやミカンなどの柑橘類の果肉は少量であれば犬に与えても大丈夫ですが、皮や種は消化しにくく、犬にとって消化不良の原因となることがあるため、これらの部分は与えないようにしましょう。
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タマネギ、ニンニク、ニラ、リーキ :これらの野菜は犬の消化器系に刺激を与え、赤血球の損傷や貧血を引き起こす可能性があります。
- 骨 :調理済みの骨は、犬が噛むと砕けやすく、鋭利な破片が口や喉、さらには消化管を傷つける可能性があります。生の骨も同様のリスクがあるため、犬に与える際には慎重である必要があります。
犬に与えてはいけない代表的な食品リストをご紹介してきました。
私たちが日常的に美味しく栄養満点だと思っている食品が、犬にとっては非常に危険なものであることがわかりました。
日々の愛犬の食事管理には十分な注意が必要です。
食事の際に食べ物をうっかり床に落としたり、犬が盗み食いできるような状況を作らないように気をつけましょう。
また、キッチンや食卓周辺では犬との適切なルールを決めて、犬が人間用の食品に簡単に触れられる機会を最小限に抑えることも有効です。
そして愛犬が万が一、人の食べてはいけない食品を食べてしまった場合は、体調を確認して直ちに獣医師の診察を受けることが重要です。
もし犬の食事に関して不安があれば、獣医師にご相談してください。
愛犬の健康を守るために正しい知識を持って、一緒に幸せな時間を過ごしましょうね。
投稿日 2024/01/31