旅行時に愛犬を預ける場合の選択肢
夏の旅行はワクワクするものですが、その際に愛犬をどうするかはとても重要ですね。そこには連れていける場所なのか、預ける場合はどこに預けるのがベストなのか・・?
飼い主も大切な家族の一員である愛犬も、どちらも安心して過ごせるようにするためには事前の準備や愛犬に合った預け先を選ぶことがカギとなります。
この記事では愛犬を安心して預けるためのポイントや、性格別の注意点をご紹介します。
1. 旅行前の事前準備
旅行前にしっかりと準備することで、愛犬がストレスなく過ごせるように計画しましょう。
健康診断と書類の準備:
旅行前に余裕があれば事前に愛犬の健康診断を受けます。ワクチン接種や健康チェックを済ませることで、隠れた病気や体調の相談もできます。また、預け先によっては必要な書類(狂犬病やワクチン接種証明書など)も事前に準備しておくとスムーズです。
おかし、薬やフードの準備:
愛犬のお気に入りのおもちゃやおやつ、普段使っている匂いのするブランケットなどを持参することで、見知らぬ場所での不安を軽減できます。
普段から使っている薬やフードを忘れずに。いつもご飯をあげる時間や注意点などもメモ書きしておくと預け先と共有しやすいですね。
預け先への交通手段:
暑い夏の時期には、車や公共交通機関を利用する際の移動手段・時間帯に無理が生じないかも必ず確認しておきましょう。
2. 愛犬の宿泊施設選び
愛犬の宿泊施設選びは安心して旅行を楽しむために非常に重要です。一般的な方法と、愛犬の性格で選ぶポイントもご紹介していきます!
ペットホテル:
ペットホテルは愛犬を預ける際の一般的な選択肢の1つです。多くのペットホテルは、ケージでの宿泊や、他の犬と一緒に過ごせるスペースを提供しています。施設の清潔さやスタッフの対応、ケアの内容を事前に確認し愛犬が快適に過ごせる環境かどうかを判断しましょう
また、ケージレスのホテルや、24時間スタッフが常駐しているホテル、完全個室や専用ルームの提供、ペットカメラの配信サービスなどもありますので、愛犬の性格に合わせて選ぶことが大切です。
ペットシッター:
ペットシッターは愛犬が自宅でそのまま過ごすことができるため、ストレスが少ない選択肢です。個別にケアをしてもらえるので繊細な性格の愛犬や、他の犬や猫との相性を心配する場合に適しています。シッターが自宅に来てくれる場合、鍵の受け渡しやセキュリティ対策、環境の管理なども事前に打ち合わせておくと安心です。信頼できるシッターを見つけるためには、事前に面談をし、経験、緊急時の対応などを確認しましょう。
家族や友人に預ける:
愛犬が慣れ親しんだ家族や友人に預けるのも安心できる方法のひとつです。愛犬が馴染みのある環境と人と過ごせるためストレスが少ないですが、お世話に慣れていない場合や緊急時の対応には不安が残ることがあります。愛犬の性格や習慣についてしっかりと伝えておきましょう。
デイケア(保育園):
デイケアは日中のみ愛犬を預かるサービスで、日帰り旅行や長時間外出の際に便利な選択肢です。デイケアでは他の犬と一緒に遊ぶ時間で犬や人との関わりを学べて、スタッフによる監視とケアが提供されます。社交的で他の犬との交流を楽しむ愛犬に適しています。また、飼い主が外出中も運動不足や寂しさを感じさせずに過ごせるため、安心して外出できる環境を整えることができます。施設の安全性やスタッフの資格、他の犬との相性などをしっかり確認しましょう。
動物病院の預かりサービス:
一部の動物病院では預かりサービスを提供しています。特に持病がある愛犬や、老犬にとっては安心して預けられる選択肢です。獣医師が常駐しているため、健康面のサポートも受けられます。
ペットシェアリングサービス:
ペットを一時的に預かってくれるペットシェアリングサービスもあります。地域の愛犬家の方に1日単位から預けられる仕組みです。愛犬が他の人、見知らぬ環境でも問題ない場合に適していますが、預ける相手との信頼関係が必要です。シェアリングサービスを利用する際は、相手の家族構成や飼育環境を事前に確認し、トラブルが起きないように準備しましょう。
店舗によってはお試し預かりサービスを提供している場合もあります。愛犬が施設に慣れるために、問題がないか事前に何度かお試ししてみることもおすすめです。
帰宅後には、愛犬の体調変化や食欲の変化などを注意深く観察しましょう。
新しい環境でのストレスが影響している場合もありますので、早めに気づいて対処できるよう心がけておきたいポイントです。
3. 性格別の注意点と預ける場所
愛犬の性格に応じて最適な預け先や注意点が異なります。
他の人や犬も大好きなのか、神経質で環境の変化に弱いのか?しっかりと愛犬の性格や性質を確認してみましょう。
社交的で他の犬や人が好きな犬
他の犬や人と一緒に過ごすことが好きな愛犬には、ペットホテルやデイケア施設が最適です。こうした施設では愛犬が安全に遊びながら運動不足を解消し、社交性を高めることができます。施設選びの際にはどのようなサービスが提供されるのかチェックしましょう。
人見知りや他の犬が苦手な犬
新しい人や他の犬との接触に不安を感じる愛犬には、ペットシッターや完全個室ペットホテルがおすすめです。完全個室ペットホテルであれば他の犬と過ごす時間がないためストレスを軽減し、また自宅で過ごす場合には環境の変化から来るストレスを最小限に抑え、普段の生活リズムを保つことができます。
不安がちな犬
環境の変化に敏感で不安を感じやすい愛犬には、できるだけ自宅で過ごすことが理想です。ペットシッターや信頼できる友人・知人に依頼し、愛犬が安心して過ごせるように配慮しましょう。お気に入りのおもちゃやブランケットを準備して、愛犬の心を落ち着かせることも大切です。
老犬
体力が衰えている老犬は特に健康管理が重要です。動物病院の預かりサービスや経験豊富なペットシッターを利用することで、適切な医療管理と日常の世話を受けることができます。愛犬が安心して過ごせる環境を提供するためにも施設選びには細心の注意を払いましょう。
子犬
活発で好奇心旺盛な子犬にはしっかりとした監視と安全な環境が必要です。子犬専用のプログラムがあるペットホテルやデイケアを選ぶことで、適切な社会化とトレーニングを受けさせることができます。
多頭飼いの場合
複数の犬を飼っている場合でお互いに仲が良ければ普段と同様に、一緒に過ごせる環境を選ぶことが大切です。ペットホテルを利用する場合は複数の犬を同時に預けてケアしてくれることができる施設を選ぶと良いでしょう。
愛犬を預けることに不安を感じる場合、多くの方は旅行や遠出を諦めたり延期することも考えるかもしれません・・。
しかしどうしても外せない用事がある際には、このような選択肢も1つの方法ということを考えてみてはいかがでしょうか?
旅行や遠出に行けるように愛犬の性格やニーズに合った方法をあらかじめ備えておくと安心です。