スペインでの年末年始の過ごし方
Hola!
2023年も残すところあと2ヶ月。
年末年始は大掃除に忘年会、楽しいイベントが増える時期ではないでしょうか。
スペインの年末年始はカラフルな時期です。
冬の寒さを忘れさせるような温かい雰囲気、キラキラと輝くイルミネーション、そして美味しい食事と飲み物があふれる街角。
これらがスペインの冬を特別なものにしています。
今回は、スペインの年末年始の過ごし方やイベントをご紹介します!
スペインの犬用品を取り扱っている私たちにとっても、この時期はとてもワクワクします:)
スペインでのカウントダウン
スペインの首都マドリードのプエルタ・デル・ソル広場での、年越しのカウントダウンはとても伝統的で有名なイベントです。
プエルタ・デル・ソル広場でのカウントダウン
地元の人と観光客が大勢集まり、新年の到来を祝います。
12月31日の夜になると、プエルタ・デル・ソルは音楽や歓声と共に盛り上がりカウントダウンを楽しみます。
スペイン全国で人気のあるこの伝統は、マドリードのプエルタ・デル・ソルでも盛大に祝われ、テレビでも全国に生中継されます。
プエルタ・デル・ソルでのカウントダウンは非常に人気があり、毎年多くの人々がこの特別な瞬間を共に祝っています。広場はエネルギッシュな音楽と陽気な雰囲気で溢れ、新しい年が始まると花火が夜空に・・。
ちなみにスペインのプエルタ・デル・ソルでのカウントダウンの伝統と日本の神社での除夜の鐘は似ている点がありますね。
日本では、神社で除夜の鐘が108回鳴らされ、これは人間の108の煩悩を払い除ける象徴とされています。
両方とも、新しい年を迎える特別な瞬間を祝い、過去の年を振り返りながら新しい年への期待と希望を抱く大切で伝統的な行事です。
12粒のぶどう
スペインでは新年を迎える瞬間はどのように迎えるのでしょうか?
それは・・
12月31日の午前0時に鳴る、12回の鐘の音に合わせて\12個のぶどうを食べる/
これは伝統で、各鐘の音ごとに1個のぶどうを食べることで、新しい年の12ヶ月全てに幸運と繁栄が訪れると言われています。
鐘の音を聞き逃さない事と、12個も連続で食べ終るので時間との勝負です!
マドリードの伝統的なサン・シルベストレ・バジェカーナ
サン・シルベストレ・バジェカーナ San Silvestre Vallecana
スペインのマドリードでは、サン・シルベストレという非常に人気のある年末のランニングイベントがあります。
毎年12月31日に開催され、なんとこのイベントは1964年から続いています。
マドリードのサン・シルベストレ・バジェカーナは10キロメートルのロードレースで、非常に多くの参加者が集まります。
参加者たちが個性的なコスチュームを着て走り、新しい年を健康でアクティブに迎えることを祝う楽しく健康的なマラソンイベントです。
年々その人気は増しています。
新しい年を迎える前のこの日、ランナーや観衆が一堂に会し、共に年の終わりを祝い、新しい年への期待と希望を高める、それがSan Silvestre Vallecanaです。
バルセロナのイベント紹介
スペインでは年末年始に様々な祭りやイベントが開催され、各地で独特のお祝いが行われます。
例えばBrottブランドが生み出されているバルセロナでは、このようなイベントが予定されています↓
クリスマスマーケット:
バルセロナでは、クリスマスマーケットがいくつか開催され、その中でも「Fira de Santa Llúcia」は最も伝統的で人気のあるマーケットです。
ここでは、クリスマスの装飾品、クリスマスツリー、手工芸品、地元の食べ物や飲み物などが販売されます。
クリスマスイブの夕食:
家族や友人と一緒に美味しい食事を楽しむために家で時間を過ごすのが一般的です。多くのレストランやバーは、この日は早く閉まるか、または休業します。
深夜のミサ:
クリスマスイブの夜には、多くの教会で深夜のミサが開催されます。
これは、家族やコミュニティと一緒に神聖な時間を過ごす伝統的な方法です。
クリスマスのライトアップ:
バルセロナの街のあちこちで、クリスマスライトや装飾が見られます。
例えば、カタルーニャ広場、大学、バルメス、アラゴ、ピカソ通りのライトアップが楽しめます。
カガティオ (ログのキャラクター):
カガティオは、とってもキュートなカタルーニャの伝統的なクリスマスのキャラクターで、子供たちが木のログを叩きながら歌を歌い、プレゼントを"生み出す"と信じられています。
噴水ショー:
モンジュイック(Montjuïc)の噴水の近くで開催されるイベントではMontjuïc Magicによる壮大な色、光、音楽、水の 美しく壮大な噴水ショーが特徴となっています。
(現在は干ばつのため、節水対策として噴水が停止中)
レストランでのディナーとパーティ:
冬の寒い夜に室内でグラスをクリンクさせたい場合は、バルセロナの多くのレストランで特別な大みそかのメニューが提供されています。
ミッドナイトの花火ショー:
大みそかのスペイン広場での花火ショーは毎年80,000人以上の観客が集まり、花火ショーのスポットを確保するためには早めに到着することが推奨されているほど大人気です!
12粒のぶどうの伝統:
Nochevieja(大みそか)には、真夜中に時計の針が動くたびに1粒ずつぶどうを食べる伝統があり、それぞれのぶどうが新年の幸運と繁栄をもたらすと信じられています。
これらの伝統とイベントは、バルセロナでのクリスマスと新年の祝祭を非常に特別で楽しいものにしています。
伝統的な食事と飲み物とは?
スペインの年末年始は食事が主役の時期でもあります。
特に12月31日の夜に家族や友人と一緒に集まり、美味しい食事を楽しむのが一般的です。
地域によって独自の伝統や特色もあります。
例えば、カタルーニャ地方では、カネロンズ(肉やチーズを詰めたパスタのロール)が冬の定番料理として人気です。
そして新年を迎える日の伝統的な食事としては、レンズ豆のスープがあります。
特に、このレンズ豆のスープにはチョリソーが加えられ、そのコインのような形が新しい年に富と繁栄をもたらすと信じられています。
新年の伝統的な料理や飲み物例↓
- レンテハス・コン・チョリソ(レンズ豆と半熟成ソーセージのスープ)
- カリリャダ(ポートワインとハチミツで煮込んだ豚の頬肉)
- ガンバス・アル・アヒージョ(にんにく風味のエビ、パーティースナックとして)
- カヴァ・サングリア(スペインの有名な飲み物である カヴァ)
- チュロス・コン・チョコレート(遅い夜または早朝のおやつとして)
- ウエボス・ロトス(フライドエッグとハムのポテト)
それぞれの地域の特色や伝統が反映されており、スペインの文化の豊かさを感じることができます。
以上、日本とはちょっと違う、面白いスペインの年末年始の習慣やイベントを紹介させて頂きました。
とてもユニークで魅力あふれる年末年始ですね!