犬用品 色選びのポイント
「愛犬に似合う首輪の色ってどんな色なんだろう?」そんなふうに迷ったことはありませんか?
首輪やリード、ハーネスなどの色や柄は、愛犬の魅力をより引き立ててくれる大切なアイテムです!
でも自分の好きな柄と毛色に合う色を選ぶのは意外と悩んでしまいがち・・。
この記事では愛犬の毛色にぴったりのカラー選びのお手伝いをします。
色別や季節による配色の楽しみ方もご紹介するのでぜひご参考にしてみてください。
色彩理論の基本
色彩は視覚的な印象や心理的な効果にも大きく影響を与えます。
色彩の基本と各色がもたらす印象や心理効果について、さっそくどのようなものがあるか見ていきましょう!
補色
色相環で正反対に位置する色の組み合わせです。補色を使うと、色同士が引き立て合い、視覚的に強い印象を与えます。
反対色
補色に似ていますが、視覚的に強い対比を生む色の組み合わせです。補色以外にも、寒色と暖色の組み合わせなどがあります。
濃淡
同じ色でも、明るさを変えることで異なる印象を与えます。濃い色は落ち着いた印象を、淡い色は軽やかで優しい印象を与えることができます。
明度
色の明るさや暗さを指します。明度が高い色は明るく軽やかな印象を、明度が低い色は重厚感や落ち着きを与えます。
彩度
色の鮮やかさや純度を表します。彩度が高い色は鮮やかで目立ち、彩度が低い色は落ち着いた印象を与えます。
各色の心理的な印象
次は色自体が持つ、印象や心理的に与える効果をそれぞれ見てみましょう。
ブラック
- 印象:クールでモダンな印象
- 心理効果 :力強さと神秘性を感じさせる
ホワイト
- 印象 :清潔感、純粋さ
- 心理効果 :安心感や明快さをもたらす
ブルー
- 印象 :落ち着き、信頼感
- 心理効果 :リラックス効果や穏やかな気持ちを引き出す
グリーン
- 印象 :自然、安心感
- 心理効果 :リフレッシュ感や心の安らぎを提供する
レッド
- 印象 :エネルギッシュ、活発
- 心理効果 :活力や情熱を感じさせる
イエロー
- 印象 :明るく元気な印象
- 心理効果 :幸せや楽しい気持ちを引き出す
グレー
- 印象 :落ち着いた、洗練された印象
- 心理効果: :冷静さや中立性を感じさせる
ピンク
- 印象 :可愛らしさ、柔らかさ
- 心理効果 :愛情や優しさを引き出し、リラックスした気持ちにする
オレンジ
- 印象 :活力、暖かさ
- 心理効果 :元気や興奮を引き出し、楽しい気持ちにさせる
花柄デザイン
- 印象 :柔らかさと女性らしさが強調される
- 心理効果 :愛犬の可愛らしさを引き立て、周囲に愛らしい印象を与える
サイケデリック
- 印象 :ビビッドで派手な色使いが特徴
- 心理効果 :元気や活力を引き出し、視覚的なインパクト
アート系
- 印象 :抽象的で個性的なデザイン
- 効果 :独自性や創造性を表現し、差をつけるスタイルを演出
犬の毛色別カラーコーディネートのアイデア
次に、日本で飼われているワンちゃんの一般的な毛色に合わせたカラーコーディネートを見てみましょう。
首輪とリード、ハーネスとリードをお揃いのカラーでセットにするのも定番ですが、色彩を活かして異なる色や柄を組み合わせると、より個性的でおしゃれな印象になります。
それぞれの毛色の特徴を活かし、愛犬をさらに魅力的に見せるカラーを選んでください。
白色の毛色
白色の毛色は清潔でピュアなイメージで、愛犬に無垢で優しい印象を与えます。ナチュラルな美しさを引き立てるカラーを選ぶことで、愛犬の魅力が一層輝きます。
ウェスティ(ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア)やサモエドなどが白色の毛色を持つ犬種例です。
おすすめカラー:
淡いパステルカラー:淡いピンクやブルー、ミントグリーンなどのパステルカラーは、白い毛色に柔らかさと可愛らしさを加えます。軽やかで優しい印象を演出できます。
ブラック:黒とのコントラストは、白色をさらに際立たせ、シックでモダンな印象を与えます。シンプルながらも洗練されたコーディネートに。
赤色(レッド系)の毛色
レッド系の毛色は活発でエネルギッシュな印象を与えます。このエネルギーを引き立てるカラーを選ぶことで、愛犬の元気さを強調できます。
アイリッシュ・セターや柴犬(赤毛)が犬種例です。
おすすめカラー:
グリーン:補色となる緑色はレッドの毛色と対比し、鮮やかで力強い印象を与えます。深いグリーンはレッドとの相性が良く、バランスの取れたコーディネートが可能です。
ネイビー:ネイビーはレッドのエネルギッシュさを引き立てつつ、落ち着きと品位を加えます。重厚感のあるスタイルに最適です。
黒色(ブラック系)の毛色
ブラック系の毛色はシックでスタイリッシュな印象を与え、どんな色とも調和しやすい毛色です。
ミニチュア・シュナウザーやラブラドール・レトリーバー(黒)がブラック系の毛色を持つ犬種例です。
おすすめカラー:
ホワイト:ブラックとホワイトの組み合わせは、非常にモダンで洗練された印象を生み出します。コントラストが強く、視覚的なインパクトが大きいので、シンプルでありながらも存在感のあるスタイルに。
レッド:鮮やかな赤はブラックとの組み合わせで強いアクセントとなり、エネルギッシュで大胆な印象を与えます。イベントや特別な日のコーディネートにもぴったりです。
胡麻(ごま)の毛色
黒と赤、茶が混ざり合った胡麻色の毛色は、独特の風合いと個性を持っています。独自の色合いを引き立てるコーディネートを考えてみましょう。
胡麻色の毛色を持つ犬種には、柴犬(胡麻)や秋田犬などいます。
おすすめカラー:
オリーブグリーン:自然なトーンのオリーブグリーンは胡麻色の毛色と絶妙にマッチし、落ち着きと調和をもたらします。特にアウトドアシーンでのコーディネートにおすすめです。
バーガンディ:深い赤紫のバーガンディは胡麻色の温かみを引き立てつつエレガントで洗練された印象を加えます。秋冬の季節にぴったりです。
トラ柄の毛色
甲斐犬などのトラ柄は独特な模様が特徴で、その個性を引き立てるカラー選びがポイントです。
トラ柄の毛色は、甲斐犬や一部の雑種犬などに見られます。
おすすめカラー:
クリームイエロー:明るいクリームイエローは、トラ柄の毛色に柔らかさを加え、明るく親しみやすい印象を与えます。
ダークブラウン:濃いブラウンは、トラ柄の模様を強調しつつ、全体に統一感を持たせるコーディネートが可能です。
季節に合わせた色選びのポイント
人の洋服に衣替えがあるように、夏と冬で着るものは変わりますよね。
犬用品も同様に、季節によって変えてみるのもお勧めです。
それぞれの季節にぴったりなカラーの選び方をご紹介します。
春夏
軽やかで爽やかな色をチョイス! 春や夏は、軽やかで爽やかな色がぴったりです。暖かい季節には、こんな色を取り入れてみてください。
・ライトブルー:空のように澄んだブルーは、清涼感と爽やかさを演出。愛犬の散歩がもっと楽しくなります。
・ペールイエロー:明るく元気な印象のイエローは、春の花々を思わせる華やかさが魅力。気分も明るくなりますね。
・ピンク:優しくて可愛いピンクは、春の暖かさや柔らかさを感じさせる色。愛犬の可愛らしさが引き立ちます。
秋冬
秋や冬は深みのある落ち着いた色がぴったり。寒い季節には、こんな色を選んでみてはいかがでしょうか?
ボルドー:ワインレッドのような深い赤は、秋の成熟した雰囲気を演出。冬のおしゃれにも最適です。
ダークグリーン:森のような深いグリーンは、静けさと落ち着きを表現。寒い季節の安定感を感じさせます。
ブラウン:温かみのあるブラウンは、秋冬のナチュラルで心地よい雰囲気をプラス。愛犬もリラックスした気分に。
これらのカラーで愛犬のコーディネートを季節感たっぷりにすることで、見た目も気分も一層楽しくなりますね。
まとめ
ここまで色彩の基本からワンちゃんの毛色別のカラーコーディネートまでご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
選び方一つで愛犬とのコーディネートがぐっとおしゃれに、そして楽しくなります。
犬用品だけではなく、飼い主とのコーディネートでも犬とのコントラストを楽しむこともできますね。
とはいえ、好みや愛犬の個性に合ったカラーを選ぶことで、愛犬との毎日がさらに素敵なものになります。
絶対的な「正解」があるわけではありませんので、参考程度に色彩の楽しさを感じながら、素敵なコーディネートを楽しんでください!